秩父屋台囃子教室
☆ 概要 ☆
ユネスコの世界無形文化遺産に登録された『秩父夜祭』。 毎年12月3日に大祭が行われ、多いときで30万人以上の見物客が訪れるその夜祭には、重さ最大20トンもある6台の豪華絢爛な山車が市内を曳行されます。 そして、その山車の中で打たれている太鼓が秩父屋台囃子です。 秩父屋台囃子は、和太鼓のプロによって「屋台囃子」と称して演奏され、その素晴らしい演奏が国内はもとより、世界中で称賛されました。 しかし、屋台囃子がステージ演奏用にアレンジされ、それを多くの和太鼓グループが手本として真似たため、本来の屋台囃子とはかけ離れたものが広く演奏されるようになりました。 秩父屋台囃子教室ではそういった創作とは違い、本場・秩父で打たれている伝統的な屋台囃子をお教えしています。 秩父屋台囃子の魅力・・・それはなんといっても、あの一度聴いたら忘れなれなくなる太鼓です。 小太鼓(締太鼓)の軽快なリズムに乗せて打たれる大太鼓は、郷土芸能の祭り囃子の中でも他には類を見ないほどテンポ良い・豪快な太鼓です。 そこに笛や鉦が加わって、日本中どこを探しても"これほどの祭り囃子はない"と称されるお囃子になります。 「秩父屋台囃子は和太鼓のあらゆるリズムをこれ以上ないほどに駆使した名曲である…」と、ある評論家がいいました。 多くの和太鼓グループがこぞって真似たがるのもうなずけます。 秩父屋台囃子は、大太鼓・小太鼓・篠笛・鉦(チャンチキ)で構成されています。 その中でも小太鼓は、複数人で叩いて拍子(リズム)を刻みますので、息を合わせて正確に叩かないと拍子がバラけてしまいます。 (演奏が乱れて合わなくなることを秩父では「グレる」といい、太鼓を叩くということを「太鼓をハタく」といいます) 実は、秩父屋台囃子はこの小太鼓の拍子が肝であり、大太鼓の節(フレーズ)はすべてこの小太鼓の拍子に連動して打たれているのです。 秩父屋台囃子教室では、まず秩父屋台囃子の肝となる小太鼓の拍子打ちからスタートします。 そして、小太鼓の拍子がある程度打てるようになると、次に大太鼓へと進みます。 そして大太鼓が難なく打てるようになると、最後は小太鼓の「玉入れ」へと進みます。 このように秩父屋台囃子教室では、初心者の方でも最終的に屋台囃子の各パートがひと通り打てるようになるまでご指導しています。 あなたも伝統芸能の太鼓である秩父屋台囃子をやってみませんか!! ぜひ一緒に演奏を楽しみましょう♪
☆ 詳細 ☆
◎入学金:
★ユネスコの無形文化遺産に登録された『秩父夜祭』で打たれている伝統芸能の太鼓をあなたも打ってみませんか!!
◎授業料:
【教室料金】1回:2時間〜 お一人様 3000円 子供割引 2000円 ※小学生対象 太鼓体験 1000円 ● 入会金は不要です。 ● お月謝制ではありませんので教室に来られたときだけ料金をお支払いください。 ● バチは購入する必要はありません。すべてこちらでお貸しします。
◎無料体験レッスン:
無し
◎生徒募集対象:
一般、キッズ、初心者、プロ志向、学生、シニア
◎レッスン形態:
個人レッスン、グループレッスン
◎その他・備考:
毎年12月2日(宵宮)・3日(大祭)に行われる秩父神社の例大祭「秩父夜祭」は、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並んで日本三大美祭及び日本三大曳山祭(ひきやままつり)の1つとして有名です。 2016年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。 12月3日の大祭には、4台の屋台と2台の笠鉾の計6台の豪華絢爛な山車が市街地を曳行されます。 そして、その山車の中で打たれている太鼓が秩父屋台囃子です。 重さ最大20トンもある山車が前進するときは豪快な大太鼓が打ち鳴らされ、山車が方向転換(ギリ廻し)するときは軽快な小太鼓の「玉入れ」が打たれます。 山車には屋台囃子演奏のために15〜20人も乗り込み、山車の中の限られた狭いスペースで演奏するため、座って太鼓を打ち鳴らすという、郷土芸能の太鼓の中でもめずらしい「座位打ちスタイル」になったのです。 屋台囃子の演奏は、笠鉾であれば床下の土台の中、屋台であれば幕で囲まれた楽屋の中で行われるため、外からは太鼓を打っている姿は全く見ることができません。 初めて夜祭見物に来た人が「どこで太鼓を打っているのか?」と不思議がるのもそのためです。 しかし、演奏が全く見えないからこそ、山車の中から響いてくる太鼓の音は迫力満点なのです。 【小太鼓の拍子】 秩父屋台囃子の小太鼓の拍子 (リズム) は「テケテッケ」と打ちます。 「テケレテッケ」とも呼ばれています。 多くの和太鼓グループのように「テケテケ (トコトコ)」と左右交互に打つ、単純な2拍子の連打ではありません。 「テ (右)・ケ (左)・テッ (右)・ケ (左)」と4打で打つ、4拍子のリズムです。 2拍子のテケテケとの違いは、テケテとケの間に「ッ」という短い【間】が入ることです。 それを続けて「テケテッケテケテッケテケテッケテケテッケ・・・」と打ちます。 とても難しそうに感じますが、これを打つにはコツがあり、それを知らずに「テケテッケ」という言葉だけを捉えて打ってしまうと、うまく打てるようになるまでにはかなりの時間を要します。 秩父屋台囃子教室ではそのコツを最初からお教えしていますので、初心者の方でもすぐに慣れて「テケテッケ」と打てるようになります。 秩父屋台囃子の小太鼓の拍子は、他の郷土芸能の太鼓には類を見ない、秩父ならではのクセのある独特な拍子なのです。 【大太鼓】 大太鼓の節 (フレーズ) は、大きく分けて「大波」「小波」「ドコンドコン」「つなぎ」などから構成されています。 実際の演奏では、1人の打ち手が大波・小波を2〜3回くらい打ち、次の人へバトンタッチしていくというのが一般的なパターンです。 大太鼓は (基本となる節から大きく外れなければ) どのように打っても自由なので、打ち手はそれぞれ自分独自の屋台囃子を打ち、他人との違いを表現します。 いずれにしても、大太鼓は小太鼓の拍子「テケテッケ」にしっかり乗せて打つことが大事です。 【玉入れ】 玉入れは屋台囃子の集大成です。玉入れはコロコロと玉を転がすように軽快に打ちます。 玉入れにも大太鼓と同じように「大波」「小波」があります。 但し、打ち方は同じではありません。 玉入れにも基本となる節があり、大太鼓同様(それを大きく外れなければ)どう打っても自由なので、打ち手によって演奏が違います。打ち手のセンスと技のみせどころです。 実際に山車の中で打たれる玉入れは、重さ最大20トンもある山車がギリ廻しされるときに打たれますので、ギリ廻しに時間がかかった場合、1人の打ち手が10分以上打つ場合があります。 秩父屋台囃子教室では、まず小太鼓の拍子打ちからスタートします。 小太鼓の「テケテッケ」の拍子は秩父屋台囃子の肝なので、必ず毎回お稽古します。 テケテッケの拍子がある程度打てるようになると、次に大太鼓へと進みます。 大太鼓は屋台囃子のメインの太鼓です。思う存分打ち鳴らすことができる一人舞台です。豪快に打ってください。 大太鼓が打てるようになると、鉦をお教えします。 既に小太鼓・大太鼓が打てるようになっていますので、鉦は比較的簡単に感じます。 そして最後は小太鼓の「玉入れ」へと進みます。 玉入れは秩父屋台囃子の集大成です。打ち手のセンスと技のみせどころです。 このように「小太鼓の拍子打ち」→「大太鼓」→「鉦」→「小太鼓の玉入れ」と1つ1つ順を追って進んでいきますので、初心者の方でも確実に屋台囃子の各パートが習得できます。 『今まで一度も太鼓を叩いたことがない』という初心者の方、大歓迎です。年齢も不問です。 まずは「体験申込」をして一度体験にお越しください。 また、和太鼓経験者や、現在和太鼓をやっているという方も大歓迎です。 ぜひ当教室で本物の屋台囃子を習得してください。
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